オルガニスト楽屋話

第140話  2012.4.8. ---2012.4.8.

イースター(復活祭)の今日、桜満開!明るい太陽の陽が差し、嬉しい春の到来。キリスト教会では主の“復活”の出来事は、 降誕(クリスマス)と同じ、いやそれ以上意味深い日。この日に桜満開とは今年は素晴らしいタイミング。 主の甦り、そして桜の開花は新しいことをスタートさせる気持ちにしてくれる。
日本は桜の木が多い国ですね。今朝も世田谷周辺を走りましたが、あちらこちらに満開の桜。 とりわけ道の両側に桜の木が並び、花のトンネルになっている道は見事!素敵です。

4月6日、一昨日は大学の教員会議と時間割作成の日、春休み明け、約2ヶ月ぶりに関西へ。 毎週になると通勤感覚、でも久しぶりだとプチ旅行気分かな。 7時に家を出て羽田空港へ向かう。車の中では、白石から送られてきた先日のコンサートの録音を聴く。 私のトーク、いろいろ反省〜。朝の道路はすいているので、20分で昔の羽田空港周辺に、ここはどこ?? たった2ヶ月なのに空港周辺の道路は整備され、広く立派な幹線道路が完成、全く違う景色に。驚いた。 車を止め足早に搭乗手続き、セキュリティチェック。金具が付いたベルト、靴の小さな飾り、、 自分の身の回り品で、ブザーが鳴るものはわかっているので、 事前にとりはずす。でもたまに、もの凄くゆっく〜〜り歩いて通ると通過出来ることがあり、 その時はゲートと通るなり両手を上げたい心地に。そして一目散にラウンジに入り、パソコンを 広げコーヒーを飲みながらメールチェックなどPCに向かう。最近は搭乗口の前までWifiが入るので、 搭乗ぎりぎりまで広げている。一番最後に飛行機に乗り、出口すぐ横の席に座る。 機内誌やビデオも月始めだけは新鮮、でも その後は同じもの、飽きてしまう。読む時間がなくて溜めてあったものを機内に持ち込み、この時間にまとめて読む。 あっと言う間に大阪。

空港に着くと、空港内の銀行ATMで銀行の用事をすませる、ここはいつもすいて便利。そして待っていた タクシーに飛び乗る。飛行機なのに、ほとんど定刻に着く、5分遅れても大騒ぎのアナウンスが流れる、、日本の飛行機会社ですね。9時40分大学到着、桜七部咲き。 まずは今年の担当学生を見てみると、副科の学生11名、異例の多さ。2年目、3年目の学生、初年度の学生、、目を通し、図書館へ。 すぐに来週から授業が進められるよう課題にする曲を選ぶ。楽譜のコピーを開始、1ページずつのコピー、1時間以上かかる。 そして学生ひとりひとりの履修登録を探し、内容を見て、授業と重ならないように、専門実技、副科実技の時間を書き込んでいく。何十年も変わらない手作業。 11名の時間割、1時間以上かかってもまだ終わらない。図書館で私のための勉強資料のCD6枚借りる、これも春のせいか、 勉強意欲に燃えている私。そして教員会議と年に1度の教職員全員揃っての昼食会と鍵盤楽器部会。その後また、 再び学生の履修時間を決める作業を続行。ようやく決まった。お昼休みもなしのとんでもないスケジュールだ。 レッスンは講堂の3段鍵盤のオルガンとチャペルの2段鍵盤のオルガン、この2つの楽器を使っている。 講堂のオルガンの学生、チャペルの学生、、と今年は上手いこと交互になった、前に練習も出来るだろうし、よしよし。 しかし私は2台のオルガンを行き来することになる。両方とも2階にある。階段を登ったり降りたりの移動を何往復することになるのだろう。日頃鍛えている体力で乗り切ろう。

校内で出会った先生方や卒業生たちと言葉を交わし、残り時間あと50分、オルガンを弾きたい! 久しぶりにチャペルのオルガンを弾いてみる。 再び我子と再会するような心地に。春うららのキャンパスで、今年も精一杯わたしの出来ることを学生に伝えていきたいと新たに意欲に燃える。 学びの舎は夢や希望に溢れていて素敵ですね。また時間でお願いしていたタクシーに飛び乗り、空港へ。 車内でパソコンを広げ、資料の整理。空港へ着くとまたラウンジへ一目散、飛行機出発までの僅かな時間に仕事メールに返信したり。危うく乗り遅れそうになることしばしば。

羽田着、一番に飛行機を降り、最短ルートで駐車場へ急ぐ。同じ飛行機から降り、私が開拓したこのルートを歩き、一番近くて便利な場所に車を止めている男性に最近会うようになる、 この方も飛行機通勤の常連さんのようだ。車に乗り 図書館で借りてきたCDを早速聴きながら帰宅。秋の演奏会企画のための資料だ。


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