毎年のことながら、10月31日は、ケルト人のお祭りであるハロウインであり、またキリスト教会で 大切な宗教改革記念日、全く違う2つのお祝いの日が同じ日です。 今年はかぼちゃをくり抜いた形の、ジャック・オー・ランタン、それから家族の家の庭で実った柿に 顔を書き飾りにし、健康食材でもあるカボチャでお料理したり、色々楽しみました。 教会では500年前にプロテスタント教会が誕生したことを記念する日であり、 ドイツの宗教改革者、マルティン・ルターがつくったコラール「神はわがやぐら」のオルガン曲、 今年は、バッハ、パッヘルベル、ヴァルターの3人のバロック作曲家による「神はわがやぐら」尽くしで、教会で奏楽しました。
かっぱ橋大通り、調理器具などのお店が立ち並び、どこへ入るのかと思いきや、一目散に目に留まった、調理服やのれんを売るお店へ入って行く。 ご主人はドイツのオーケストラの奏者ですが、料理が趣味とのこと。長袖、黒の調理服を試着し、一番大きなサイズを購入。 のれんにも興味を示し、ダイニングにかけようと言いながら、今回は見送ることに。 調理器具屋さんに入ると、ザル。お米を洗う時に必要、日本のものはクウォリティが高い、と。聞くところによると、お米は、住んでいる街のSUSHIレストランから、10キロ単位で日本のお米を 買っていると言う。その他、大根おろし器、しゃもじ、木製の分厚いフタを購入。何に使うのかと聞くと、「野菜を茹でて、このふたをしておくと、美味しく出来上がる」と言う。確かに ドイツでは売っていないだろうが、私も使い方を知らなかったくらい。 さらには、包丁2丁。大きな包丁と、小さな包丁。「日本の包丁は最高だ」と。研ぎ機も買い、そして免税の書類をもらい、反対側に還付を受けられる所があり、その場で還付を受けられる、、知りませんでした。
そして最後に入ったのは食器屋さんへ。これがなかなかおしゃれで、センスの良いものを集めているお店で、ここでも散々迷った結果、お皿5枚購入。
モダンなデザインの日本製のお皿。食器も買うつもりだったようで、プチプチ、気泡シートも持参してきている。
そして、干椎茸、柿、みかん、も買いたそうにしつつ、、荷物が持ち切れず断念。そして上野駅近くの電気ショップに入り、 携帯電話のシムカードや付属品などここでも日本製を色々調達。 友人夫妻がこんなに日本びいきで、和食も作り、日本の物を使っているとは知らず、正直驚きました。 私はヨーロッパへ行くと、色々買って帰ります、例えば包丁ならばドイツ製のヘンケルを好み、欧州の日用品、食料品、 こんなものまで、と言われますが、同じようなことをしています。今年は夏の1ヵ月、フランス、ドイツ、フィンランドに滞在しましたが、「ライス」は一度も食べませんでした。もちろん 日本ではご飯、食べます、気に入った産地から好きなお米を取り寄せ、好きです。けれども、欧州へ行けば、パンとパスタで特にライスは恋しくなりません。 今回、ドイツ人と東京下町を歩き、日本文化の良さも改めて知り、秋の一日、いや半日でしたが、共に楽しい時間を過ごすことが出来ました。 第264話 フィンランド、演奏旅行記 ---2024.8.24. フィンランドは沢山の湖と森があり、なんと総人口は東京の3分の1、人が少なくとにかく静か。8月の平均最高気温が23度、朝晩は15度。 バスルームには、常に床暖房が入っている。緯度は北海道の北端よりも北と言うから、涼しい。猛暑の日本には申し訳ないような快適な気候。 風が心地良く、思わず深呼吸したくなる。自然を守り、環境に配慮する。徹底した分別ゴミ、太陽エネルギー。 空気と水の綺麗さは世界ランキング上位、クリーンな国。フィンランドは水道水が飲めるのも嬉しい。全てがBio、そのせいか野菜や果物がとても美味しい。 古い建築物も大切に保存している。 アパートメントを借りて、あるいはアパートメント・ホテルに滞在。演奏会のある地、3都市で、合計20泊。 いつも演奏旅行は、演奏会翌日には次の地へ移動、というスケジュールで動いていましたが、今回は、ゆっくり滞在を目指しました。 どこも大きなリビング、キッチン、ベッドルームのお家で、生活に必要なものは全て揃っている。トゥルクでは普通に暮らす広さの家、カテドラルからも歩いて5分、 鐘の音が聞こえる距離。フィンランドの食材を買って、こんなキッチンが欲しいと思うような広く整ったキッチン、収納も多く、食洗機など全て整い、モダンなデザインのキッチンでのでお料理も楽しむ。 野菜、果物、魚はもちろん、お肉も日本では食べれない美味しさ。その他、ミルク、ユーグルト、アイスクリームなどの乳製品、卵もとても美味しい。 食材は朝市やマーケットホール(100年以上前からあるような屋根付きの歴史的な建物内にお店が集まっている)、お気に入りのスーパーなどへ買いに行く。 食べたい物を食べたい量食べるので、胃腸にも優しい。 夜も遅くまで日がサンサンと照り、午後11時半ごろようやく暗くなり始め、朝は3時半ごろから明るくなる。夜間の教会でにリハーサルも怖くない。 やや寝不足気味にはなるものの、気持ちの良い天気で太陽と過ごす時間が長いのも悪くなく、フィンランド人は公園に座ったり、レストラン、カフェ、 外で飲食し、夏を満喫している様子。 今回は、写真のページに、全てアップ致しました。写真と共に演奏会の様子、街の様子、ご覧いただければ幸いです。
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