第142話 爽やかな五月に・・ ---2012.5.26.
そして300年に1度と言われる「金環日食」、はっきりと見えたゴールデン・リングに感動! みなが空を見上げ、感動した朝は素敵でしたね。 お休みの日、実家へ。久しぶりにピアノを弾こうかなと思いきや、埃、汚れ〜〜まずは掃除だ。 勉強机は処分したものの、本棚、ベッド、そしてグランドピアノ、、、以前私が住んでいた時のままの部屋、 数年間、いや十年以上の間、ずっと忙しく時間に追われそのままになっていた私の部屋の片付けが始まったのでした。 本棚の中には、子供の頃からのピアノの楽譜、藝大時代の和声のテキスト、大学院卒業時の論文、 ドイツ語のテキストと山のような単語帳とノート、幼稚園以来の卒業アルバム、写真、友人からの手紙、 日記、作文、校章バッジ。(右上の写真は実家の庭の霧島ツツジ、50年程前に植えられたそうだ)
右下に「1」のスタンプが押された高校1年の時の成績表。これは忘れもしない成績表、 何故ならば担任の先生に「この『1』は何ですか?」と質問に行ったからです。 「クラス内での順位です。」・・半数は外部から難関な試験を受けて入学してきた優秀な人達。 付属中学(小学校)からのほほ〜んと勉強などせずピアノやオルガンを弾いてきた私が1番とは、、信じられなかった、 驚きでした。当時の私は今と違い記憶力だけは良かったかもしれません。ノートに書かれたことが頭にインプットされ試験の日は覚えていても、 試験が終わった翌日には忘れているという、本当に身に付いた知識ではなかったのです。 その後音楽の道へ進んだ私の知能指数は下落の一方、この時が人生私の頭脳のピークでした〜。 時間が止まったような私の部屋、、留学に向け奨学金のための書類や申請書、先生からの推薦状、、夢に向かっていた私。 フライブルクから両親へ宛てた葉書には「最高に恵まれた環境で、留学生活を過ごしています。」と、、 オルガンに没頭し幸せな私がいました。
その後、トラベラースチェックの発行元のアメリカン・エキスプレスに電話で問い合わせた ところ、チェックの番号、私の氏名住所、免許書番号、それから購入した所、時期(←ほとんど記憶にない、、) など聞かれ、数分待たされ調べてくれ、銀行口座に円に換算して振り込まれることに。 チェックの番号が登録されているのですね、 電話1本で簡単に換金出来ました。実家の掃除もご利益あり!
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