オルガニスト楽屋話

第186話  Happy New Year 2015!! ---2015.1.11.

新しい年、いかがお迎えでしょうか。大きく広がる青い空。写真は我が家から見る元旦の様子です。 朝は曇りがちでしたが、その後、明るい太陽の日差し、真っ白に雪化粧した富士山もくっきり。 しかしその後、初雪。東京にも雪が散らつき、これまた違う景色になった元旦の多摩川でした。 樹木に囲まれたリビングからの眺め、四季折々、そして日々、刻々と変わる多摩川の表情は飽きることがありません。

クリスマス疲れを癒し、元旦はまったりと家で。今年はイタリアン御節に、、(え、何?!)、 要するにワインに合うハム、チーズ、ローストビーフ、パテ、サーモン、お野菜は日持ちのするパプリカのオリル炒め。 好物の栗きんとんだけはしっかり作り(作り過ぎてしまい、母たちに配る始末・・)、いただいた数の子はおつまみに。 お手作りの美味しい御節料理は2日の親族の集まりでご馳走になり、あとはクリスマスの余韻に浸りながら、 キャンドルの灯りでシャンパン、ワインを傾ける私風お正月でした。

2日は表参道E.Armaniのバーゲンへ。福袋は価格相当以上の品物が入っていてお得であり人気ですが、 特に欲しいと思っていないものにお金を払う、そのために並ぶというセンスは私には合いません。 本当に欲しいものには投資し、そのための労力は惜しみませんが(笑)。
年末30日、東京人だけになった東京はすいています、どの道もスイスイ走れ、快適ドライブ。E.A.を数件周り下見。 「これより小さいお作りはありません、これ1点にみです」・・私の欲しい洋服はサイズもデザインも1点、表参道店のみ。 もし大晦日に売れてしまったら諦めよう、と試着だけしてお店を後に。

年が明け2日、開店の11時少し前にお店へ行くと、すでに10数名の人が入口付近で待っていました。 驚いたことに半数が外人(中国人ではないです)。格好良くお洒落な人達。外国の方々、日本人と違い 並んで待つセンスはないですね。そして11時「いらっしゃいませ」とドアが開く、さてどうなるかと思いきや、 外人男性陣「Please〜」とレディ・ファースト。お目当てのものへ一目散し、ゲット。 必要だし欲しかったものを3割引は有難く、何とも気分の良い今年初のお買い物。午後1時からの家族のお正月会にも悠々間に合い、 美味しいお料理をいただき、歓談の時・・お正月2日目は終わりました。

余談ですが、お正月2日の表参道のブランド・ショップ、日本人の買い物客はまばらですが、外国人(中国人ではない・・)は大勢。 定員さんも流暢な英語を話して接客している。ここはどこ?と思わされるほど、こんなに日本もインターナショナルになったのかと。 後で聞いた話ですと、今年は円安で観光やスキーにきた外人が東京でお買い物もして帰るそうです。なるほど。

そして3日午前9時半、スポーツクラブへ。エアロ、筋トレ、スイミング・・体を動かすことも開始です。 体を動かすことが好きなジム友、みな来ている。お正月に普段と違う生活をするとかえって疲れるので、 私はなるべくいつものペースを継続するよう努めます。オルガンも弾きますし、体も動かします。 エンジンを止めてしまうとスタートは大変なので、いつものペース、生活のリズムを崩さずに、、が私流です。

さてこうして明けた2015年でしたが、音楽のお話を。クリスマスの後、1年最後の年末の礼拝、歳晩礼拝と言いますが、 その日によく弾かれるJ.S.バッハのコラールに「古き年は過ぎ去り」(BWV614)という曲があります。

バッハは、“象徴”的な数字を音楽の中に籠めました。例えば「1」は唯一の神、「3」は三位一体、などと。 この「古き年は過ぎ去り」は12小節の曲で、音符の数は365。つまり1年12ヶ月、そして365日。12は12弟子(教会)を 象徴する時もあります。12ヶ月、365日感謝を持って過ごせたらと弾きました。

私は美しい音楽を聴くと、体の細胞が喜びます。美しい音楽を、メッセージを音楽に乗せ届けていきたいです。 たった一人でもいい、感動してくれる人がいたら、それは喜びです。これまで無限の時間、情熱を 音楽に傾けてきた。それを伝えていきたい。私に出来ることを少しずつ。
2015年、今年は夏にフィンランド、秋にリトアニアから招聘が来ています。未知の世界へ。どんな世界が広がるでしょうか、わくわくします。
新しい年、皆様方にとっても良い1年となりますよう、お祈り致します。Happy New Year!!


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