オルガニスト楽屋話

第188話 　桜満開 ---2015.4.2.

花々が咲き乱れ、美しい春の訪れです。川辺の我が家、多摩川土手の桜は満開になりました。リビングからの景色も春色に。 窓を開けると鳥の囀りが溢れていて、癒されます。 朝はお花見モーニング・コーヒーで始まり、夜はお隣の 宗教団体がライトアップ、夜桜を横目で見ながらお花見ワイン。
一年で最も美しい時でもありますが、辺りの桜が満開で華やかな時、自宅前でもお花見を楽しんでいる人がいる時に、 篭ってオルガンを弾いているのも落ち着かない気分ですが、嬉しい季節の到来です。

日本は桜の樹が多いですね、そして毎年のことですが、日本の桜は綺麗だなと痛感させられます。 名所でなくても桜の綺麗な所は沢山あり、特に樹齢の長い樹の花は見事。仕事や練習の行き来に、桜のトンネルや桜並木を通り、 満開になった桜を見ながら車を走らせるのも楽しい春です。

さて、世の中、スマホの時代にガラケーで通してきた私・・・。電車に乗ると多くの人がスマホを開いていますが、私の場合、 通勤もないし、移動はほとんど車。運転中にはネット検索やメールも出来ないし、自宅を中心に動いていることがほとんどですから、 家に帰ってPCを開けば充分でした。また国内外、旅先へはモバイルPCのMacBook Airを持って出かけています。スマホでほとんど 用が足すという友人もいますが、仕事の連絡、重要な契約書や書面、データのやりとり、 海外のオルガニストとの連絡、今は音楽祭の主催者やコンクール事務局との連絡など、以前は手紙だったものが全て メールでのやりとりになっている昨今、重要な書類を保存したり、PCも不可欠です。

長い間思案の結果、iPad miniとガラケーの２台持ちにしようと。そう思い立った日の夜、表参道アップル・ストアへ、 日曜日の夜は路駐もOK、お店の前に車を止め駆け込み、購入。 iPad miniは重さ340ｇ、古い私のガラケーもミニサイズですから、どちらも小さく軽く２つ一緒にハンドバックに入ります。 電話と簡単なメール連絡はガラケーで、シンプル利用。ガラケーの良さは、小さいこと、ポケットにも入り丈夫です、 電池が長持ちすること、そして使用料、とりわけ海外からの通話料が安いこと。
iPad miniも小さいながら、スマホよりディスプレイサイズは大きいので見やすく、 キーボード入力も楽。ハンドバッグに入れて持ち歩け、どこでもネット接続出来、PCに来ている仕事メールのチェックと 急ぎを要する返信にも迅速に対応出来ます。そして・・遅れていた私がLINEにも繋がりました。
会議でメモをとれるのも便利。これからはどこへでも、この可愛い2台が私に共し、私の友です。

先月はキングズウェルへもリハーサルや本番で３回、南アルプスの山々を背景に季節が織り成す自然の変化、果物やワインの産物も 楽しみながら、甲斐路を往復しました。写真は３部咲き、信玄堤の桜です。今頃は満開でしょう。

寒い季節には、楽器（オルガン）が温まるのにも時間がかかっていました。よく管楽器奏者が楽器をケースから出し温めていますが、 オルガン、あの大きな楽器も同じで、気温が低いとピッチが低いだけでなく、笛たちから心地よく音が出るまで、寒さ厳しい時は大変でした。 季節が変わり、我々も身軽に動けるように、楽器も楽そう、心地良く音が出ます。

先日あるものを海外からネット購入。すると翌日、「Love is in the air」・・というお知らせメールが来ました。 「あなたのお望みのものは（空を）飛んでいます〜」つまり、「発送しました」という意味かなと解釈、、 勝手な解釈かもしれませんが、、、でもなんて素敵でお洒落な言い回し、とわくわくしながら到着を待つ私。“あるもの”とは・・・ 私の好きな某オーストラリア・ブランドのスポーツウェアです（笑）・・新しい年も、体を動かし、鍛え、健康で軽快に活動していきたいものです。