第199話 マウイの風に吹かれ島生活 ---2016.7.6.
そして 夜発のホノルル行きの飛行機に飛び乗る、我が家から30分の羽田空港、こうしたスケジュールも可能に、、有難い。 少し早い夏休み、貯まったマイレッジで青い空とエメラルドブルーのビーチへ。 マウイ島カフルイ空港を降りレンタカーを借りる。 「GPSは必要ですか?」・・「要りません」行くところはお気に入りの所ばかり。 スーパーマーケットの割引カードもお財布に。
島生活開始後、早々の翌日夕方のこと、ワイレア、サウス・キヘイロードの行き止まり、隠れ屋的なビーチの駐車場に車を止める。 ここはお魚に会えるビーチ、翌朝の下見に。 ビーチから車に戻り、ビーチサンダルの砂を払い、履き替えトランクに入れる。 その瞬間、鍵はどこ???もしかしたら、、トランクの中〜〜。車のトランクに鍵を入れたまま閉めてしまった〜!! トランクはしっかりロック!もしかしたら車のドアが開いていないか慌ててと試すけれど全てロック〜〜。 持っているのは小さなバッグ、携帯と少しのお金はあるもののレンタカー会社の電話番号もわからない。どうしよう、、 近くに止まっていた車の長髪でサーファ風のお兄さんに助けを求めた。親切にネットでバジェットの電話番号を調べ、 そして電話をしてくれた。レンタカー会社は契約している?緊急時のレスキュー隊に連絡をとり、 「約1時間後に来てくれる」という返事。感謝。彼は帰って行った。その頃はまだ日も高かった。 途中、可愛い女の子を連れ、マウイに住むブラジル人という人が「どうしたの」と声をかけてくれ、 しばらく立ち話をし、庭で採れたというパパイアをくれた。
レンタカー会社にスペアキーがあることがわかったので、「スペアキーをこれから届けます」と。おじさんは「何か飲み物でも?」、、 と気を遣ってくれる。彼は通りすがる多くの人と顔馴染み、パトロールをする警察官とも仲良し。皆と挨拶を交わし、 時には立ち話も。そんな会話から、駐車場脇に停めてある車で生活している人とわかる、ホームレス?。 パトロールで巡回している警察官に事情を話してくれ、8時に門を閉めないよう頼んでくれた。 待つ間に、ニューヨークに生まれ、ロサンジェルスで育ち、20代でハワイに来て40年住んでいると身の上話しを聞くことに。 私にでもわかる綺麗な英語を話してくれ、途中お祈りまでしてくれた。マウイの自然を愛するスピリチュアルでインテリな人だった。 待つこと4時間、辺りは暗くなり、夜風に変わる。そこへヘッドライトの明かりが!レスキュー会社と思いきや、一台のタクシー。 バジェットがタクシーに鍵を託してくれたのでした。
自然の中で、地元で採れるオーガニックでフレッシュな野菜や果物が一番美味しい。 パパイア、マンゴ、パイナップルなどのパッションフルーツはもちろん、 マウイ産のクレソン、コリアンダー、イタリアンパセリ、、濃厚なお味で美味しいこと、 今回は気候にも合ったエスニック料理・・・パッションフルーツをいっぱい入れたグリーンカレー、 タイ風生春巻、インドカレー、、そしてアヒ(マグロ)やビーフのステーキにパッションフルーツソース、 地産の食材でお料理も堪能。 朝日を見ながら散歩、昼は大きな青い空の下で、トルコブルーの海を見て。太陽の光で海の色が変わり、 刻々と変わる雲や空の表情を見ながら、自然の中で自然に癒されながら過ごす毎日、体の中から、外から、 自然に癒された日々。体も軽くなりリフィレッシュし日本に戻りました。
明後日は東京カテドラルで。丹下健三氏デザインの聖堂は、残響7秒。まるでヨーロッパの大聖堂にいるかのよう。
そして来週はキングズウェル・ホールで演奏し、月末からはベルリンはじめドイツで3つの公演。
いろんなアクシデントがありつつも、待ち受けるスケジュールに向け、英気を養うことの出来たマウイ・ステイでした。
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