第203話 クリスマスを前に・・ ---2016.12.24.
この日のためにドイツから来日してくださったイエガー氏(写真)。コンサート前に出来る限りの時間をオルガンの メンテナンスに充てたいと思うイエガー氏と、出来る限りの時間をリハーサルに充てたいと思う私とで時間を取り合い& 譲り合い(笑)で迎えた本番。開演の時間になると会場の礼拝堂は満席になり、リハーサル時と大きく変わり、想定以上のデッドな響きに。 しかしながら、弾き心地の良いオルガン、暖かい聴衆の皆様に助けられ、無事終了♪(右の写真は演奏会後に・・) 設置されて10年経った宝塚教会のオルガンですが、礼拝では神様を高らかに讃美し、また演奏会でも用いられ、そして何よりも 毎日教会のオルガニストによって弾かれているというこの楽器。状態も安定し良く、オルガンを囲む方々に 愛され親しまれている幸せなオルガンだと思いました。 演奏会のためにご尽力くださった牧師先生はじめ、暖かく迎えてくださった教会員の皆様、 神戸女学院時代にお世話になった先生、聴きに来てくれたお弟子さん達との再会・・とても嬉しい久しぶりの関西でした。
お手作りのとても素敵なクリスマス・リース、卓上に飾るオーナメントをいただき、 フレッシュなグリーンと真っ赤な赤い実のコントラストが美しいリース、そしてその香りに満たされる我が家。
そこで、、香りの良い生木に魅せられた私は、毎年クリスマスツリーを飾っていますが、今年は本物のもみの木を飾ろう!と思い立ち、
毎年もみの木を店先に置いている田園調布のお花屋さんへ。ずらっと並んだもみの木、、あった、あったと思いきやどれも「売約済み」の札。
全て完売だというのです。
もみの木の市はすでに終わっていて、もう今年は入荷しないと言う花屋のおじさん。「来年は10月に予約された方が、、」。 並びました。そして北欧から送られて来たもみの木でしょうか、山積みにされたもみの木の山から、気に入った高さ、 枝ぶりのもみの木を探し(持って行った軍手があって良かった)、私の背丈ほどの生木のツリーをゲット!
各地で求めたクリッペを飾り、家中、クリスマス・グッズで飾られた中、クリスマスコンサートの練習、気分良いです。
美しいソプラノとトランペットの音色に魅了されながらの演奏、トリオとして同じメンバーで演奏会を重ねる度に、
お互いの掛け合い、やりとりも楽しみながら、音楽的にもさらに高められたものが創られていき、
会場の皆様に楽しんでいただきたいのは当然ですが、私自身も音楽する喜びに溢れたコンサートとなりました♪
音楽が、そしてオルガンが、最も似合う季節。日の暮れる時間も早くなり、寒い夜に明るく暖かいキャンドルの光、そして
もみの木とリースのフレッシュ・グリーン・・に囲まれて、忙しい中にも満たされた思いでこの季節を迎えています。 どうぞ皆様も明るく喜びに満ちた良いクリスマスをお迎えください。I wish you a merry Christmas!!
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