オルガニスト楽屋話

第233話  with コロナの生活 ---2020.11.9.

暑い夏も終わり、季節は秋に・・美しい紅葉の秋を迎えています。我が家前の桜は落葉を始め、イチョウ(写真)も美しい秋色になりました。 相変わらずコロナ感染症の拡大が心配な中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近、空が綺麗だと思いませんか?飛行機も減便し、また自粛モードで排気ガスも減り、大気汚染が軽減されたためと思います。 昨日も美しい青空でした。偶然、運転中に見たピンク色に染まった夕刻の空も綺麗でした。空を見上げながら、いままた ロックダウンになっている欧州の同僚、友人達、そしてあの青くて大きなハワイの空・・を思い、世界は閉ざされてしまっているけれど、 みな同じ空を見ているのだろうな、と思いを寄せました。

昨年の秋はウズぺキスタン、キリギスタン、カザフスタンへ。そしてフィンランド、ハワイ、韓国へと、、昨年は様々な地へ出かけました。 当たり前に出来ていたことが出来なくなった今年は、本当に異例の年ですね。誰もが、こんなパンデミックが世界中を襲い、こんなにも人を苦しめるとは思ってもみませんでした。

洋服、化粧品、日用品、香辛料などの食料品も海外へ出かけた時に調達していましたが、 日用品はいよいよ手持ちもなくなり、海外通販で調達していますが、何かと大変。 とは言え、生涯一度、いまこの時“この年”にしか出来ないという小さなお子さんや、留学中の後輩たちのことなどを思えば、こんなことは大したことではありません。

マスク着用が日常化のいま、お出かけ前にその日の服装に合わせて、マスクのコーディネートも。秋になり、暖かな色合いが季節に似合うかなと。 夏に楽しんだハワイアン柄、イニシャルに、鍵盤の刺繍入り、ハローウィンも マスクで楽しみ、クリスマス柄もすでにスタンバイ。仕事用、お出かけ用、お買い物用、ジム・トレーニング用、フラ用、とシテュエーションに合わせて。 マスクなしではいられない日々、、こんな日常が来るとは。こんなにマスクも溜まってしまいましたが、 早くマスクなしで過ごせる日が来ますように。マスクをはずして、人と会ったり、心行くまでお喋りも楽しみたいものですね。

オルガンと過ごす時間、目下、バッハのコラール作品を新しいレパートリーに増やしています。振り返れば、20代の頃からずっとコンサート活動に追われた日々、 華やかなステージで演奏する曲がどうしても多く、地味なコラール作品は私の手の内のレパートリーになかなか増えることがなかったのです。 いま、地味だけど、味わいのある奥の深い作品と向き合う時間を与えていただいている感です。これは生涯弾ける!私の糧になる、などと思いながら、頑張っています。
10月30日の宗教改革記念日に寄せて、先日は『神はわがやぐら』のコラール作品尽くしで、バッハ(これは滅多に弾かれない曲)、パッヘルベル、レーガーを 弾きました。私の中でこんなプチこだわりもしながら♪
何事にも先の計画や予定が立てられないのは辛いことですが、とにかく健康に、そして「音楽」を進めています。 幸い、「オルガン」はコロナ症には関係なく、存在していてくれています。

今年はコロナ禍で大変な年になってしまいましたが、2020年も早いものであと2カ月に。クリスマスの準備♪も始まっています。

今日も日本、そして世界中で感染者の数は増加傾向です。日本の今の政策でしょうが、経済を優先し、普通の生活に戻りつつある今の状況を私は恐れています。 感染は少しも収まっていないのです、これまで通り感染対策、注意を怠らないように。
そして仕事に、趣味に、何でも良いのですが、生活の中に『楽しみ』を持つことが大切ですね、免疫力もアップします。
冬に向けて、気温と湿度が下がると、感染症は活性化すると聞いています。充分な注意を払って、心暖かなクリスマスシーズンを迎えたいと思っています。






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