+ 第249話


オルガニスト楽屋話

第249話  Happy New Year 2023!! ---2023.1.3.

明けまして、おめでとうございます。新しい年、皆様いかがお迎えでしょうか。東京は快晴の日が続き、気温が低いせいか空は澄み、我が家からも富士山が綺麗に見え、 まさにお正月日和です。


一連のクリスマス行事も無事終わり、年末の12月28日は、友人の「ルビー婚」でオルガンを弾かせていただきました。ルビー婚、ご存知でしょうか。ご結婚から40年だそうです。 私はルビー婚式での奏楽というのは初めてでした。 ご結婚式は東京の教会であり、その時、私は奏楽させていただいたのですが、 あれから40年だそうです!当時私はまだ学生でしたが、40年という月日が経ったとは、びっくりです。今回は山梨キングスウェルで。

美しいお花、ブーケ、そしてルビーのネックレス贈呈、お導きを受けている牧師先生の司式で、 厳かで、素晴らしいお式でした。
とても素敵なドレスでしたが、ご結婚式の時のウェディングドレスとのこと。綺麗に保管されていて脱帽です。ルビーのネックレスは見とれてしまうほど、美しくゴージャス。 ブーケ、飾られているお花、髪飾り、を作られたフラワーデザイナーさん、そしてヘア・メイクさんも付き添って。細かなことにまでこだわって準備され、 ご家族やお親しいお友達に祝福され、感動的なお式でした。

色々考え、私が演奏したのは、ヘンデル「『水上の音楽』からアリア」、バーンビィ「またき愛、たもう神」(O Perfect Love)、 ブラームス「われ心より喜ぶ」(ブラームスがお好きとのことでリクエストでした)、ツィポリ「アダージョ」、バッハ「前奏曲変ホ長調」。 お幸せいっぱいのお二人に、キングスウェルの美しいオルガンでお祝いの音楽を奏でられ、私も幸せな気持ちになり帰途につきました。


バタバタと年末を過ごし、年が明けて新年、お正月。私の中ではまだクリスマスの音楽が流れていて、いつまでもクリスマスの余韻に浸っていたかったのですが、 日本は門松が立つお正月ですので、クリスマスの飾りも片付け、新しい年が明けました。今年も家族大勢で集まれないお正月が続いていて、我が家でささやかながらですがお祝いしました。 日頃、保存料や添加物が入った食材、冷たい食事は避けているので、おせち料理というよりは、食べたいものを食べるのが我が家で、 今年は特に何もしない!と決めていたのですが、28日、キングスウェルへ行ったときに山梨で美味しいお野菜や卵が手に入り、その食材にそそられて、 結局あれやこれやとお料理に精を出すことに。山梨のお野菜は美味しいですが、お餅は毎年山梨から取り寄せていますし、お米もそうです。

お正月の和食も美味しいのですが、どうも私はお正月になると無性にイタリアンが食べたくなり、和食、洋食、色々作り楽しみました。


3日の今日は弾き初め、オルガンを弾き、そして泳ぎ初め。年末は水泳仲間と2022メートル泳ぎ、泳ぎ納めとしたので、今日はマンションのプールで 2023メートル、一人で泳いできました。年末は時間に追われどおしですが、年明けはのんびりと良いですね。クリスマスから年末までの、いや1年の疲れがすっかり取れました。

兎年の今年の私の年賀状ですが、オルガンを弾くウサギ。延期になっていたドイツ公演が6月に、そしてリトアニアでのコンクールの審査員が9月に、少しずつ海外でのお仕事も 戻ってくる新しい年の幕開けです。

明るい年になりますように。喜びをもって演奏し、そして音楽で喜びを伝えていきたいものです。 またお聴きいただけます機会、お目にかかれます機会がありますように!皆様方のご多幸もお祈り致します。






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