第63話 私の愛用グッズ ---2003.5.28.
靴は演奏会場では見えない部分ですし、またテレビなどでアップで映るなど極々特別な機会以外は 目に触れることはないと思いご紹介します。 本当はもっとお洒落な靴を履きたいのですが、機能重視でいつもこのデザインです。 写真はわりと最近新調したもので、今は我が家での練習に使っています。家の中は しばしばこの靴でふらふら歩いています。 新しい靴は固いので、しばらく使って足に馴染むようになってから本番で使用するよう にしています。ですから実際にコンサートで履いているのは、少し傷んだ靴です。 また持ち歩くのが大変なので、 頻繁に行く大学や教会などには置いてあり、現在の現役は5足です。 私は特注で靴底は水牛の皮にしていますが(普通の皮より柔らかく、カタカタ音がしない)、 靴屋さんの話ですと、ぞうりの底と同じで、だんだん需要が減り少なくなって きているそうです。
余談になりますが、オーケストラ団員の方がオルガンの椅子の上に置かれた ハサミを見て、「これ、上から落とされたらたまらないな〜」と。 オルガンバルコニーがステージの 上にあるホール(その日は東京芸術劇場・・)で、彼はティンパニー奏者・・・私の真下でした。 製本していない楽譜がヒラヒラと〜、譜面は一度落としたことがあります。
ニューヨークのテロ事件以来、飛行機搭乗の際の金属チェックが厳しくなり、このハサミも
毎回ではないのですがひっかかります。どうやらバッグの中での角度による
ようです。別預けにすると到着後かなり待たされるので、
なんとか免れたいと思うのですが、先日ブザーが鳴った際の検査員には「刃のサイズが小さいので、
持ち込み可能」と言われました。それは良かった、ますます便利グッズになりました。
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